コロン(:)または二重コロン(::)を使用して、NEAR タイプのラベルを定義できます。これらの文の後には、例外的に同じ行にほかの文を続けることができます。
構文 name:
name::
例 START:
ERROR::
name には、任意の名前を指定します。
コロン(:)で定義したラベルは、/PL を指定するとプロシージャ内にローカルになります。二重コロン(::)で定義したラベルは、/PL オプションにかかわりなく、常にファイル全域から参照できます。この点を除き、: と :: は同じです。
コードラベルラベル名を二重のアットマーク(@@)とすることにより、同じ名前のラベルをいくつでも簡単に定義できます。これは、多くのラベルを使用するときに、それぞれの名前を考える手間を省くための機能です。
構文 @@: ; /PL でローカルになる
@@:: ; 常にグローバル
例 JMP @F ; (1) へ
JMP @F2 ; (2) へ
@@: ; (1)
JMP @B ; (1) へ
JMP @F ; (2) へ
@@: ; (2)
JMP @B ; (2) へ
JMP @B2 ; (1) へ
直前の @@ を参照するには @B を、直後の @@ を参照するには @F を使用します。
さらに LASM では、@B2 や @F3 などの表記法で前後 9 つまでの @@ を参照できます。〔LASM〕
@F ; 直後の @@ へ
@F1 ; 同上
@F2 ; 2 つ後の @@ へ
@F3 ; 3 つ後の @@ へ
...
@F9 ; 9 つ後の @@ へ
@B ; 直前の @@ へ
@B1 ; 同上
@B2 ; 2 つ前の @@ へ
@B3 ; 3 つ前の @@ へ
...
@B9 ; 9 つ前の @@ へ
参照 ラベル